静岡県の伊豆半島にある河津町では、毎年2月に河津桜まつりを開催しています。
通常、桜は3月下旬から4月上旬に開花するため、このお祭りは最も早い時期に桜を見ることができる機会の一つです。

河津桜は、この地域特有の桜で、鮮やかなピンク色の花を他の桜よりも早く咲かせます。
この早咲きの桜を楽しむために、日本各地や世界中から観光客が訪れるのが「河津桜まつり」です。
第33回(2023年)河津桜まつり
祭りは通常、2月上旬から3月上旬までの約1カ月間行われます。
この期間、河津の街には8,000本以上の桜の木が並び、ピンク色の天蓋を作り出します。河津川沿いや公園・庭園を散策しながら、桜を楽しむことができます。

また、桜の美しさだけでなく、さまざまなイベントや催し物も開催されます。
祭りのハイライトのひとつは、夜桜のライトアップで、幻想的でロマンチックな雰囲気に包まれます。
また、太鼓や踊りなどの日本の伝統的なパフォーマンスや、食べ物、お土産の屋台もあります。

第33回(2023年)河津桜まつり
期間:2023年2月1日~3月5日※予定
見頃:本日2月26日 満開
会場:JR河津駅 河津川沿い
今年は2023年2月1日から3月5日までの期間開催される予定です。
夜桜も期間中の6pm~9pmまで✨ライトアップ✨される予定です。
また、桜の木に囲まれた7つの滝を巡る「河津七滝巡り」は、この地域で人気のトレッキングコースとなっています。
河津桜の由来
河津桜の原木は、河津町の飯田氏が1955年頃の2月のある日、河津川沿いの冬枯れ雑草の中で芽咲いている桜の苗を見つけて、現在地に植えたものです。

1966年から開花がみられ、1月下旬頃から淡紅色の花が約1ヶ月にわたって咲き続けて、近隣の注目を集めました。
伊東市に住む勝又氏が1968年頃からこのサクラを増殖し、このサクラの普及に大きく貢献しました。
この桜は河津町に原木があることから、1974年にカワヅザクラと命名され、1975年には河津町の木に指定されました。
河津桜の穴場スポット
河津桜まつりはお花見スポットとして人気ですが、人混みを離れて早咲きの桜を楽しめる穴場スポットもあります。
静岡県の浜岡海岸は、美しく穏やかな河津桜の名所の一つです。
浜岡砂丘の入口にある自転車道沿いの東西600mには、約230本の河津桜が咲き誇ります!!

今年も「浜岡砂丘さくら祭り」は開催中です。
この海岸には、長く続くビーチ、岩の絶壁、そして桜の木に沿って走る遊歩道があり、河津桜のピンク色と青空の水色とのコントラストが鮮やかで写真映え間違いなしですよ!
平坦な道ですので、小さなお子さんから年配の方まで安心して散策が楽しめます。
浜岡砂丘さくら祭り
期間:2023年2月18日(土)~3月5日(日)※予定
見頃:2月下旬~3月上旬
会場:浜岡砂丘白砂公園
本日、2023年2月26日(日)の開花状況は50~70%咲きです。
青い海に映えるピンクの花々を眺めながら、風光明媚な散歩を楽しめますよ。
まとめ
河津桜まつりは、一足早く桜の美しさを体験できる、桜好きにはたまらないイベントです。東京から電車でも車でもアクセスしやすく、伊豆半島のビーチや熱海の温泉など、近隣の観光地と組み合わせて楽しむこともできます。

最後に、「河津桜まつり」は、日本の早咲きの桜を祝うユニークで忘れられない体験です。自然、文化、冒険を愛する人にとって、完璧な旅先といえるでしょう。
ぜひ、河津桜の美しさを目の当たりにする旅を計画してみてはいかがでしょうか。