Place

花粉症に効果的な対策は逃げるが勝ち?!避暑地ならぬ“避花粉地”へLet’s GOー

こんにちは、sioです。

最近、寒さも和らぎ、あちらこちらで桜の薄いピンクや菜の花の黄色で街を彩り始めています。

ただ、花粉症の人にとっては辛いシーズンですね。
私も2月から4月下旬まで花粉症に悩まされているひとりです。

厚生労働省の研究でも、花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎に伴い、QOL(Quality Of Life:生活の質)に影響があることが判明しており、具体的に花粉症で日常生活がどのように障害を受けるかが判明してきているようです。

この記事では、花粉症の現状や効果的な対策、花粉症の多い地域や少ない地域などをまとめました。

皆さんの花粉症対策にお役に立てると嬉しいです。

花粉症とは

花粉症とは花粉が飛んでいる時期に鼻粘膜に付着するとアレルギー反応を起こし、鼻水や目がかゆくなる症状です。

日本には古来より杉が多く生殖しており、杉林の面積は全国の森林の18%、国土の12%を占めています。

ここ数十年でスギ花粉症が急増しておりますが、その主な原因は食生活の変化や自律神経の乱れ、ストレスなども考えられています。

全国の耳鼻咽喉科医師ならびにその家族の約2万人を対象とした鼻アレルギー疫学調査によりますと、花粉症の有病率は年々増加傾向にあり、25年前の1998年には5人に1人の有病率だったのが、2019年は2人に1人まで増加しています。

花粉症患者は都心部に多い傾向もあり、アスファルトに落ちた花粉が再び舞い上がるためという仮説や、PM2.5などの微粒子が花粉に付着することにより強いアレルギー反応が出る、などの仮設もあります。

花粉症と言えば、春先のスギやヒノキが有名ですが、初夏のシラカバ、秋のブタクサもあり、それらの花粉の季節になると症状が出るので季節性アレルギーと言われています。

花粉症の有病率は20年間で2倍以上

花粉症の有病率は年々増加傾向です。

1998年は全体の19.6%(約5人に1人の割合)の人が、何らかの花粉症の有病者でしたが、2019年においては、42.5%(約2.4人に1人の割合)まで増加しています。

つまり、 この20年間で約2.2倍に増えました。

現在、花粉症の有病者のうち、そのほとんどの91%の人はスギ花粉症を患っているようです。

年齢層別で見ても、全ての年齢層で有病率は増加しており、中でも5~19歳の若年における有病率の増加が著しいことが明らかとなっています。

みんなが実践している花粉症対策とは

花粉症対策として最も重要なことは、なんと言っても花粉との接触をできる限り避けることです。

体内に入る花粉を少しでも減らせるよう、外出時はマスクや眼鏡、帽子を着用して、鼻や目、皮膚に花粉が付着しないような対策が必要です。

みんなが現在取り組んでいる、またはこれから取り組みたいと思っている花粉症対策ランキングをまとめました。

  1. 外出時は常にマスクを着用する
  2. 市販薬や処方箋、目薬、花粉防止スプレー、点鼻薬など
  3. こまめな手洗いやうがい
  4. 洗濯物や布団を外に干さない
  5. 空気清浄機や加湿を使う
  6. 顔や目、鼻の洗浄
  7. 帰宅時は衣服の花粉を玄関先で落とす
  8. 外出時は花粉防止メガネを装備する
  9. 十分な睡眠や休養、免疫療法などで免疫力アップ
  10. 食材や健康食品、サプリメント、漢方など食生活改善

コロナ禍の影響ですっかり習慣付きましたが、「マスク」や「点鼻薬」、「手洗いやうがい」などが上位にランクインされました。

また、家の中の花粉量を出来るだけ減らすように、「洗濯物や布団を外に干さない」や「空気清浄機を使う」、「玄関先で衣服に付いた花粉を落とす」などが挙げられています。

近年、減感作や免疫療法などの治療や睡眠・休養、さらには食生活改善などによる免疫力アップが注目されています。

花粉症対策に効果抜群な食材とは

特に食生活改善は手頃に実践できる花粉症対策なので、今から始めたいですね。

具体的にどのような食材が花粉症対策に効果的なのか、みんなが実践している食材をランキングでまとめました。

  1. ヨーグルト
  2. 乳酸菌
  3. 甜茶
  4. 紅茶
  5. 菌甜茶成分
  6. べにふうき茶
  7. しょうが
  8. 茶カテキン
  9. ハーブティー
  10. しそ

その他、レンコンや玉ねぎ、ココア、亜麻仁油・えごま油、青魚なども挙げられています。

あの笑いコンビ麒麟の川島さんは、「ヨーグルト」などで腸内環境を改善して、花粉症を6年前に卒業したそうです。

「ヨーグルトを食べることによって徐々に良くなった」という声も多く寄せられているようなので、早速、試してみたいと思います。

避暑地ならぬ“避花粉地”へエスケープ

マスクや手洗い、食生活改善など、徹底的に花粉症対策を行なっても完全には防ぐことができないのが「花粉」の脅威です。

いっそのこと、短期間でも良いので、花粉の少ない地域へ脱出することも究極な花粉症対策になるかもしれません。

日本の都道府県で花粉が少ない地域はどこでなのでしょうか?

あなたが住んでいる地域はどうでしょうか?

全国の耳鼻咽喉科医師ならびにその家族の約2万人を対象とした鼻アレルギー疫学調査から、スギ花粉症の有病率が高い順に都道府県を並べました。(スギ花粉症以外の有病率も参考に追加しました)

都道府県別のスギ花粉症の有病率[%]ランキング 横スクロールできます

都道府県名 スギ花粉症 スギ以外の花粉症
1 山梨 65.0 35
2 埼玉 56.1 33.8
3 栃木 56.7 31.4
4 京都 49.2 36.1
5 長野 48.6 35
6 岐阜 44.4 34.6
7 静岡 45.9 30.8
8 奈良 38.3 36.7
9 愛知 43.5 32.2
10 神奈川 48.1 28
11 山形 39.3 29.9
12 東京 47.0 24
13 三重 47.0 23.3
14 滋賀 37.5 28.5
15 岩手 41.7 25.6
16 香川 40.8 25.7
17 福井 43.9 23.7
18 宮城 39.7 26
19 佐賀 38.8 26.4
20 大阪 36.9 27.4
21 千葉 41.8 23.5
22 福島 43.1 22.5
23 広島 40.9 23.4
24 茨城 44.4 20.9
25 群馬 39.1 23.2
26 大分 38.6 23
27 兵庫 34.6 25.2
28 和歌山 30.6 28.3
29 岡山 32.9 24.3
30 鳥取 32.2 23.8
31 愛媛 35.0 21.3
32 青森 31.7 20.9
33 山口 32.9 17.8
34 宮崎 32.0 16.7
35 島根 29.3 16.5
36 熊本 23.4 20.5
37 秋田 30.1 15.2
38 徳島 27.0 16.6
39 石川 27.0 15.9
40 高知 40.6 10.4
41 富山 29.3 14.3
42 福岡 24.4 16.7
43 新潟 27.3 12.7
44 鹿児島 18.3 12.5
45 長崎 25.0 8.6
46 北海道 5.6 27.3
47 沖縄 8.6 8.4

 

ワースト3の都道府県

スギ花粉症の有病率の多いワースト3「山梨県」「埼玉県」「栃木県」でした。

スギ花粉症以外の有病率の多いワースト3「奈良県」「京都府」「山梨県・長野県(同率)」でした。

ベスト3の都道府県

スギ花粉症の有病率の少ないベスト3「北海道」「沖縄県」「鹿児島県」でした。

スギ花粉症以外の有病率の少ないベスト3「沖縄県」「長崎県」「高知県」でした。

 

避暑地ならぬ“避花粉地”としては、スギ花粉またはスギ花粉以外の両方でトップ3に入っている「沖縄県」がベストです。

「北海道」は本州とは異なり、スギの分布が道南の一部に限られており、スギ花粉症は本州ほどは大きな問題とはなっていません。 以前はイネ科牧草花粉症が多かったとのことですが、現在はシラカバ花粉症が多いと言われています。

「4月」は花粉から逃避できるベストな国内旅行シーズン

一般的に国内旅行のオンシーズンは7月~9月で、この時期は価格がピークになります。

それ以外にも、年末年始やゴールデンウィーク、夏休みのお盆の時期、秋の連休などがピンポイントでオンシーズンになります。

では、旅費を安く抑えられるオフシーズンはいつなのでしょうか?

観光地によって、オフシーズンは多少異なりますが、一般的に以下の4つの時期がオフシーズンとなります。

お正月明け

お正月明けはすぐに仕事が始まったり、学校が始まったり、日本全体が忙しくなる時期です。したがって旅行に出かけるという人も少なくなるので、旅行の価格は安くなります。

4月上旬~中旬

この時期も学生は新学期、新学年を迎えますし、新たに社会に出る人もいますので休みを取りにくいという理由からオフシーズンとなります。

ゴールデンウィーク明け

ゴールデンウィーク明けの5月中旬から6月上旬も連休がなく、夏休み前で旅行に出かける人が少なくなります。

10~12月上旬

9月の秋の連休(シルバーウィーク)が終わり、社会人や学生などは休みも取りにくいためオフシーズンとなります。
しかし、観光地によっては紅葉シーズンを迎え、価格が高騰しますので注意が必要です。

では、“避花粉地”として最強な「沖縄県」のオフシーズンはどうでしょうか?

沖縄はリゾート地として人気がありますので、やはりゴールデンウィークや夏休みに人気が集中します。マリンレジャーを楽しむ人でにぎわう夏は特に価格が高くなります。

沖縄の冬は曇りの日が多く、沖縄らしい青空や青い海を実感しにくいというデメリットがあります。

また、GW明けには梅雨入りするため観光や海水浴をしたくても雨で断念せざるを得ない期間が増えます。

11月は台風シーズンが終わりますが、沖縄でもマリンスポーツするには寒い気候になります。

つまり、4月上旬〜中旬の沖縄旅行は、価格の視点でもオススメなシーズンです。

あかねさんの「子連れ沖縄旅行記」から引用

 

まとめ

いかがでしたか?

花粉症でQOL(Quality Of Life:生活の質)をできるだけ低下させないために、まずは自分でできるセルフケアとして、外出時のマスクや花粉防止メガネを着用して、原因となる花粉を少しでも体の中に入れないようにする努力が必要です。

花粉症用のマスクでは花粉が約1/6、花粉症用のメガネでは1/4程度に減少することが分かっています。

家にいる場合でも、花粉飛散の多いときには窓を閉めたり、空気清浄機や加湿器を活用しましょう。

もし、外出する場合には、花粉のつきやすい衣服を避け、帰宅時は玄関先で花粉を払い落とし、すぐに洗顔やうがいで洗い流しましょう。

さらに、ヨーグルトなどで腸内環境を整えるなど、食生活を改善し、免疫力アップを目指しましょう。

さらにさらに、リフレッシュも兼ねて、避暑地ならぬ“避花粉地”の短期旅行も計画してみてはいかがでしょうか?

スギ花粉やそれ以外の花粉の飛散が少なく、4月上旬〜中旬にオフシーズンで価格が安くなる「沖縄県」が最強です。

 

今年の憂鬱な花粉症シーズンを一緒に乗り切りましょう!