東京タワーは、世界的に認知されている日本の著名なランドマークです。
高さ333mのこの象徴的な建造物は、何十年もの間、東京とその豊かな文化の歴史のシンボルとなってきました。
今回は、東京タワーの新しい楽しみ方をご紹介します。
東京タワーの歴史

東京タワーは、日本が急速な経済成長と近代化を遂げていた1958年に建設されました。
パリのエッフェル塔にヒントを得て、内藤多仲氏が設計しました。
当時は、テレビやラジオの放送用アンテナとして建設されましたが、瞬く間に東京を代表する観光名所となりました。
東京タワーは、4,000トン以上の鋼材を使い、わずか1年余りで建設され、建設当時は世界一高いタワーでした。
東京タワーの魅力
東京タワーは単なる近代的な観光名所ではなく、重要な歴史的価値も持っています。
東京タワーは、日本が第二次世界大戦後に復興していた時期に建てられたもので、日本の回復力と逆境を克服する決意を表しています。
現在は、展望台から眺める東京のパノラマビューやナイトイルミネーションも魅力のひとつです。

東京タワーには150mと250mの2つの展望台があり、晴れた日には富士山まで見渡せる絶景が広がります。
展望台から眺める夜景も素敵ですが、季節やイベントに合わせて、東京タワー自体も様々な色や模様でライトアップされるナイトイルミネーションも魅力で、周囲はロマンチックな雰囲気に包まれ、多くの人が写真撮影を楽しんでいます。
東京タワーは、東京の象徴的なシンボルとなっており、東京の活気ある文化や歴史を表現し、今では世界中の観光客が必ず訪れる場所となっています。
毎週月曜日はドレスアップの日
毎週月曜日の夜は、東京タワーがいつもと違う彩りにドレスアップすることを知っていますか?
東京タワーのライトアップは、基本的に2種類の「ランドマークライト」と12種類の「インフィニティ・ダイヤモンドヴェール」の14種類あります。
ランドマークライト

180個のライトが東京タワーを浮かび上がらせる定番ライトアップです。
夏バージョンと冬バージョンの2種類があり、夏は「メタルハライドランプ」と呼ばれるシルバーライトを使用し、白色を基調に涼しげなイメージが特徴で、毎年7月7日七夕の夜から、夏型ライトアップに変更します。
冬は「高圧ナトリウムランプ」と呼ばれる温かみのあるオレンジ色のライトを使用しており、毎年10月初旬の夜から冬型ライトアップに変更します。
インフィニティ・ダイヤモンドヴェール
「インフィニティ・ダイヤモンドヴェール」は、令和元年(2019年)10月に新しい時代の光として点灯をスタートしました。

17段の階層に設置した268台のLEDライト1つ1つの光が、多様に変化して、無限の光色パターンを描き出します。
静かでポエティックな動きと、含味された美しい光色が特長です。
毎週月曜の夜に、月毎に指定された12色のカラーで輝きます。
月 | Month | 色 | Color |
1月 | January | 黄金色 | Reborn Yellow |
2月 | February | 紅梅色 | Lovely Red |
3月 | March | 桜色 | Cherry Pink |
4月 | April | 新緑色 | Fresh Green |
5月 | May | 空色 | Sky Blue |
6月 | Jun | 藤色 | Wisteria Violet |
7月 | July | 海色 | Sea Blue |
8月 | August | 山色 | Mountain Green |
9月 | September | 秋草色 | Autumn Purple |
10月 | Octorber | 茜色 | Sunset Orange |
11月 | November | 紅葉色 | Maple Red |
12月 | December | 常盤色 | Forever Green |
日没から22:00まで、または20:00-22:00までの短い時間ですので、お見逃しなく。
更には、月曜日以外の特別な日にもスペシャルライトアップが演出されます。
直近では、3月22日のWBC優勝を決めた夜も「祝! 侍ジャパン! ありがとう! ワールド・ベースボール・クラシック」として、WBCロゴをイメージした4色のカラーが、風車が回るように、ゆっくりと変化するインフィニティ・ダイヤモンドヴェールのライトアップで祝福しました。
東京タワーでエクササイズ!

運動不⾜気味の⽅にオススメの健康的で開放的な東京タワーの体験コースです。
⾼さ150mのメインデッキまで続く約600段の外階段を、東京の景⾊を眺めながら、⼼地よい⾵に吹かれながら、約12~13分程度で昇ることができる「オープンエア外階段ウォーク」です。
幼稚園くらいのお子様でも15分ほどで昇りきれるそうです。
通常は土・日・祝日のみ利用可能なのですが、現在は毎日開放しています。
夜もオススメで、ライトアップされた東京タワーを歩いて昇る体験は、とても幻想的で、貴重なものになります。
オープンエア外階段(昇り階段)9:00~16:00
オープンエア外階段(下り階段)9:00~21:00※
※「電力需給ひっ迫注意報」の発令が出た際は、19:00に終了となる場合があります。
また、外階段を昇り切った方には非売品の「昇り階段認定証」がもらえます。
その認定証のデザインは10種類存在しているそうです。

料⾦: 通常の展望料⾦が必要になります。
注意事項:
- 外階段途中でエレベーターへの乗り換えはできません。
(メインデッキからのお帰りはエレベーターを使うことができます) - 予告なく開放時間を変更する場合があります。
- 十分な水分補給をして頂き、適宜休憩をとりながら、ご自分のペースで昇ってください。
- 昇り外階段と下り外階段は別ルートになります。
ぜひ、エクササイズと気分転換にチャレンジしてみてください!
季節のプロジェクションマッピング

メインデッキからの美しい夜景を背景に、その窓面に優美かつ壮大に投映されるプロジェクションマッピング「TOKYO TOWER CITY LIGHT FANTASIA」が開催中です。
ストーリー仕立ての春らしいマッピングで、冬を超えて芽吹く花や草木を始め、夜景をバックに満開の桜を楽しむことができ、室内に居ながらにして日本的な四季を感じさせてくれます。
春のテーマは「Spring Concerto」で、メインデッキ2階にて3月18日(土)〜5月7日(日)まで開催しています。
大人のための謎解き「東京タワーと四十五秒の時間旅行」

体験型コンテンツ「謎解きイベント」の企画・制作・運営を手掛けるタカラッシュブラックレーベルが、東京タワーで「大人のための謎解き」として、最新作「東京タワーと四十五秒の時間旅行」を昨年12月よりスタートしています。
ストーリー(ネタバレはありませんのでご安心を)

東京の街を65年照らし続ける東京タワー。
その足元にあるフットタウンは、いつもより大忙しだった。
今日は65年ぶりの珍しい月食「エメラルドムーン」を見るイベントが行われるからだ。
そんな中、少し緊張した面持ちで仕事をしている女性がいた。
彼女の名前はさくら。
アテンダントとして月食イベントの案内を任せられている。
「今夜の気温は25°C、湿度は30%と、過ごしやすくなっております。快適に月食をご覧いただけることでしょう!」
館内に向けたアナウンスを終えたところで、床に何か丸いものが落ちているのを見つけた。
「落とし物かな?誰のだろう?」
捨ってみると、それは【かえで】と書かれたネームバッジだった。
すると、突然さくらの頭の中に話し声が流れ込んできた。
「月食イベ…・・・・ントは、必ず成功させ…….て!」
「これは一体なに!?どうして頭の中に知らない人の声が?」
これは令和と昭和を結ぶ、ちょっと不思議な冒険の物語。
謎解きに参加する流れ
所要時間は3時間で、当日1人でもすぐに参加OKです。
- 参加キットを購入
10~18時、東京タワー 1Fチケットカウンターで購入 税込3,500円 - 謎を解く
物語を読み進めながら謎を解く - 東京タワーを探索
謎を解いてわかった手がかりを元に、実際にその場所へ行く - WEBで発見報告
最後の答えが分かったら報告をし、物語の結末へ
東京タワーで、今までと異なる体験はいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
東京タワーは、60年以上にわたって日本の文化史に欠かせない存在であり続けている注目すべき建造物です。
その特徴的なデザイン、息を呑むような景色、そして歴史的な意義から、ユニークで魅力的な観光名所となっています。
日本の近代技術や文化的伝統に興味がある方、あるいは単に街のパノラマビューを楽しみたい方にも、東京タワーは訪れる価値のある場所のひとつです。
この春、東京タワーに出掛けてみてはいかがですか?