投資/貯蓄

IPO投資のリスクは? 過去5年間の実績データを赤裸々に公開して徹底分析します

最近、益々人気になっているIPO投資。
過去5年間の実績データを赤裸々に公開して、その実態を徹底分析します。

marucco
marucco
IPO投資ってなに?
フヤスンジャー
フヤスンジャー
IPO投資とは上場前の公募価格で株を購入し、上場後の初値で売却して、その値上がりにより利益を得る投資方法の一つだよ
marucco
marucco
何か儲かりそうな投資術だね
IPO投資にリスクはないの?
フヤスンジャー
フヤスンジャー
投資なのでリスクはゼロじゃ無いけど、いろいろある投資術の中では、専門知識や経験もほとんど不要で、ローリスク&ハイリターンな投資方法だと思うよ
次の章で、過去5年間の実践経験を交えて、もう少し詳しく具体的に説明するね

IPOとは

IPOとはInitial Public Offeringの略語で、日本語では「新規公開株」や「新規上場株式」と表します。具体的には、株を投資家に売り出して、証券取引所に上場し、誰でも株取引ができるようにすることをIPOといいます。

IPO承認から上場されるまでの大まかな流れは以下の図の通りです。

IPO新規公開株を購入し、売却するまでのステップは以下の4つです。

  1. BB期間:この期間中に証券会社から抽選会への参加を申し込む。
    (BBとはブックビルディングの略語)
  2. 抽選日:抽選の結果を確認する。
    証券会社によって抽選結果が分かる日時が多少異なるが、早いところで抽選当日の夕方17時頃、遅いところで翌日の午前中頃。
    ▶︎当選または補欠当選なら購入へ進むが、落選ならここで終了。
  3. 購入期間:当選または補欠当選した場合、その証券会社から購入手続きを行う。
  4. 上場日:上場日の株式市場の取引が始まる朝9時前に、その株の売却値を設定して初値が付いて売却されるのを待つ

たったこれだけで、あなたもIPO投資を始めることができます。

IPO投資のリスクは

投資なのでリスクはゼロではありませんが、いろいろある投資術の中では、専門知識や経験もほとんど不要で、ローリスク&ハイリターンな投資方法です。

前述のBB(ブックビルディング)は、証券会社の口座を持っている人は誰でも参加できます。ただし一部の証券会社はBB申込の際に資金が必要になりますが、もし抽選で落選した場合は全額返金されます。

つまり、IPO投資は「タダで買える宝くじ」のようなものです。

「宝くじ」と書いたのは理由があります。
過去の実績を見てもIPO投資はローリスク&ハイリターンな投資方法であることが知られており、最近は非常に人気があります。
つまり、抽選に当選しづらいのです。

ちなみに、フヤスンジャー(当ブログの投資/貯蓄隊長)の過去5年間のIPO抽選の当選確率は約7.5%でした。(詳細はこの記事の後半に記載しています)
10回に1回も当選しません。
しかも、前評判が高く、人気が集まるIPO新規上場株は当選確率がぐっと下がってしまいますので、とにかく根気が必要な投資方法です。

次に、実際の過去5年間の結果から、ローリスク&ハイリターンと言われている理由を確かめてみましょう。

IPOはローリスク&ハイリターン

過去5年間のIPO新規上場株の実績データを数値で見てみていきます。

ローリスクな裏付けデータ

まずは「年間プラス率」です。
「年間プラス率」とは、その1年間にIPO新規上場した企業の中で、株式市場に上場した際に初めて付いた株価の初値が、BB抽選に当選した時に購入する公募価格を上回ったプラス企業が何社あったか、を表すパーセンテージです。

IPO企業数 プラス企業数 年間プラス率
2017年 94社 84社 89%
2018年 95社 80社 84%
2019年 90社 78社 87%
2020年 94社 71社 76%
2021年 126社 104社 83%
5年間の合計 499社 417社 84%

2020年以降はコロナ禍の影響で、それ以前の年間プラス率より若干低くなったものの、かなり高い確率でプラスになっているのが分かります。
2021年は過去最高の126社がIPO新規上場し、そのうち8割以上の104社がプラスになっています。
過去5年間では、延べ499社がIPO新規上場し、そのうち約84%の417社がプラス=収益になっています。

BB期間前もしくは購入期間前に、それぞれのIPO企業の初値を分析することにより、公募割れ(初値が公募価格を下回ること=損失)リスクの高い企業へのBB申込または購入を予め見送る判断ができれば、更に損失リスクは軽減することができるようになるのです。

9つの視点で初値分析

ちなみに、フヤスンジャー(当ブログの投資/貯蓄隊長)は、各企業の以下の9つの項目について、ホームページや目論見書(IPO時に発行される報告書)から分析して、事前に損失リスク度を見極めています。

  1. 業種(最近は情報通信業の初値が上がり易い)
  2. 業績(売上高や利益率が健全に成長しているか)
  3. 上場市場(現在は東証1部や2部に上場する大型株は、初値が上昇しづらい傾向)
  4. 主幹事(IPOを管理する証券会社で多少の影響がある)
  5. 公開株数(少ない方がプラチナチケットになり易いが、当選しづらくなる)
  6. 売り出株式比率(新規発行分と既存分の比率で、低い方が上がり易い)
  7. ロックアップ(大株主が上場日から一定期間、売却できない期間のことで、長めの設定が良い)
  8. 株単価(安い方が、初値上昇率は高くなる傾向)
  9. 同日上場企業数(同日に複数社がIPOする場合は資産が分散して上がりづらい傾向)

これらの9項目の分析結果から、初値上昇があまり期待できそうにない企業については、予めBB申込を辞退して、マイナス=損失リスクを軽減しています。

ハイリターンな裏付けデータ

続いて、同様に過去5年間のIPO新規上場株の実績からハイリターンな裏付けを数値で見てみましょう。

各年毎に、仮に全てのIPO抽選に当選した場合のプラス=利益の総額(公募割れした銘柄も含む)と、その年の1銘柄で得られたプラス=利益の最高額をまとめてみました。

総利益額 1銘柄の最高額
2017年 +15,238,003円 +1,140,000円
2018年 +17,543,290円 +4,450,000円
2019年 +14,162,300円 +1,322,000円
2020年 +17,999,800円 +2,616,000円
2021年 +13,243,900円 +676,000円
年間平均 +15,637,459円 +2,040,800円

当然、全てのIPO抽選に当選することはあり得ませんが、年間平均の総利益額は1,500万円を超えています。1銘柄で得られた利益の最高額は毎年差が大きいですが、2018年はHeroz社が公募価格4,500円に対して、初値が49,000円となり、上場日にいきなりテンバガー(株価が10倍以上に成長する銘柄のこと)になりました。一般的に取引単位は100株なので、この1銘柄だけでプラス445万円の利益を叩き出しました。
ただし、これらの金額は源泉徴収税引き前です。(利益に対して約20%の税金が取られます)

繰り返しになりますが、IPO抽選に落選した場合は全額返金されますので、落選してもあなたの支出はゼロです。
幸運にも当選した場合(宝くじに当たった場合)、上記のような利益を得られるかもしれませんので夢が膨らみますね。

IPOの当選確率を上げるためには

過去の実績データから、IPO投資はローリスク&ハイリターンの投資方法の一つであるということは理解できたと思います。

IPO投資の一番の課題は「IPO抽選に当選できない」ということです。

では、どうしたらIPO当選確率を高めることができるでしょうか?

IPO当選確率を少しでも高めるためには、以下の方法があります。

  1. IPO取扱件数の多い証券会社を見つける
  2. 主幹事または副幹事を多く務める証券会社を見つける
  3. 完全平等抽選を採用している証券会社を見つける
  4. 投資資金を増やす
  5. 複数の証券口座から申し込む
  6. チャレンジポイントを使う

これからIPO投資を始める方には、少し分かりづらい専門用語もあるかもしれませんので、フヤスンジャー(当ブログの投資/貯蓄隊長)が実際に使っているオススメのネット証券会社や具体的な申込方法について、別の記事で紹介していきたいと思います。

IPO投資実績を赤裸々に公開

フヤスンジャー(当ブログの投資/貯蓄隊長)のリアルなIPO投資実績を赤裸々に紹介します。

BB申込数 BB当選数 当選確率 年間利益額
2017年 85社 9社 10.6% +427,430円
2018年 84社 7社 8.3% +1,032,160円
2019年 76社 8社 10.5% +970,000円
2020年 81社 3社 3.7% +504,000円
2021年 98社 5社 5.1% +43,100円
年間平均 85社 7~8社 7.5% +595,338円

IPO投資の人気の高まりが原因なのか、ただ単に運が悪かったのか、2020年と2021年の当選確率は下がってしまいましたが、それでも過去5年間の年間平均の当選確率は7.5%で、年間利益額は約60万円でした。これは税引き前の金額で、税引き後は約48万円なので、ひと月あたり約4万円のお小遣いを稼ぐことが出来ています。

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

いかがでしたか?
IPO投資の概要やIPO投資がローリスク&ハイリターンと言われている理由を少しでも感じていただけたでしょうか?

当ブログでは、今年もIPO投資を継続していきます。
毎週1回を目標に、IPOスケジュールや損失リスクの分析を実施し、このブログで記事を投稿していく予定ですので、引き続き、みなさんの資産運用に少しでもお役に立てれば嬉しいです。

ありがとうございました。

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